「市内だけの枠組み検討」 救急体制調整委

2007.12.17
丹波の地域医療特集

 篠山市内の救急医療体制について話し合う 「市救急医療体制調整委員会」 (委員長=山鳥嘉彦市医師会長) の第2回会合が11日、 市役所で開かれた。 兵庫医大篠山、 岡本、 にしき記念の3病院代表者ら、 医師会役員、 消防長らが出席。 金野幸雄副市長によると 「丹波医療圏域 (丹波市含む) とは別に、 市内だけの新たな2次救急医療体制の枠組みを考えていく」 という方向性はおおむね合意が得られたという。
 今後の市内の持続的な救急体制がテーマで、 前回会議で市は、 曜日ごとに 「当番病院」 を決めるたたき台を示したが、 病院関係者らから 「行き場のない患者が出る」 などと反発があり、 別の案を検討することになったという。
 また、 1次救急についても前回、 開業医が診療時間を延長して引き受けてもらえるよう提案があったが、 医師会側は 「自分の患者は時間外でも対応する」 という 「かかりつけ医」 の体制を強化し、 診療時間の延長は行わない方針を示している。
 次回会議は26日に行われる。

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