「県立柏原病院の小児科を守る会」 の丹生裕子代表 (37) =市島町喜多=が、 12日に東京・日比谷公会堂で開かれる 「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟発足記念第1回シンポジウム」 でパネリストを務める。 パネルディスカッションに加わり、 会の取り組みを報告する。 舛添要一厚生労働大臣や、 尾辻秀久、 坂口力両元厚労相らも出席する。
同議連は、 崩壊の危機に瀕する医療現場を立て直し、 適切な医療提供体制を再構築するため、 国民的な議論の喚起と必要な政策の実現をはかることを目的に、 今年2月に発足。 衆参合わせ147人が加入している超党派の議連。 会長が尾辻氏 (自民党参議院議員)、 会長代理が仙石由人氏 (民主党衆議院議員)、 副会長が坂口力氏 (公明党衆議院議員) ら。
パネリストは、 有賀徹氏(日本救急医学会理事、 昭和大学病院副院長)、 内田絵子氏 (NPO法人がん患者団体支援機構副理事長 NPO法人ブーゲンビリア理事長)、 内田健夫氏(日本医師会常任理事)、 嘉山孝正 (全国医学部長病院長会議・大学病院の医療事故対策に関する委員会委員長、 山形大学医学部長) ら、 そうそうたるメンバー。 それぞれが現場からの意見を述べ、 議員がコメントする。
丹生さんは、 議連幹事長を務める鈴木寛氏 (民主党参議院議員) の関係者から、 「医療崩壊を食い止めるために住民側でできることを報告してほしい」 と参加を打診された。
丹生代表は、 「丹波のみなさんの協力のおかげで、 意見を言う機会を頂いた。 患者側の思いを押し通すだけでなく、 医師のことを思いやる 『丹波モデル』 を全国に紹介したい。 医療崩壊は、 各地で起こっていて、 何とかしたいと思っている人は、 全国にたくさんいると思う。 そのようないくつかの 『点』 が 『面』 に広がっていく機会になれば」 と話している。
午後6時から。 定員1500人。 参加費1000円。 要申し込み。
詳細は、 同議連ホームページ http://www.iryogiren.net/index.html