柏原病院時間外受入れ 内科は当番日のみ

2008.04.04
丹波の地域医療特集

 県立柏原病院 (酒井國安院長) は、 整形外科の入院診療が休止、 4月1日から外来診療のみとなったことを受け、 病院の当直体制などを見直し、 平日と休日の時間外診療体制を変更した。 内科は、 2次救急輪番の当番日 (4月は金曜、 5月以降は水曜) 以外は、 原則、 午後5時以降の時間外診療は受け入れない方針。 外科、 産婦人科、 小児科は、 おおむね従来どおり。
 内科でも、 ▽同病院退院後2週間以内や外来診察後1週間以内で、 治療中の疾患に関連した症状が悪化した場合▽人工透析治療中の場合▽主治医があらかじめ時間外診療の必要性を伝えている場合―は、 診療受付を行う。
 外科は、 同病院で対応が困難な疾患 (胸部及び頭部外傷、 多発外傷、 骨折など) や、 重度の合併症で内科的専門治療を必要とするような場合は受け入れできない場合がある。 緊急手術を必要とする場合でも麻酔専門医が手当てできない時間帯は受け入れができない場合がある。 産婦人科は、 同病院に受診歴がなかったり、 または継続治療を受けていない患者で、 産婦人科以外の疾患が主である可能性が強い場合は受け入れができない場合がある。 緊急手術は、 外科と同様。
 小児科は、 これまでどおり広域輪番制に準じた受け入れを継続するほか、 輪番当番日を増やす方向で検討している。
 同病院では以前は、 内科、 外科、 整形外科、 脳神経外科、 小児科の5科について、 当直医とは別に、 夜間でも要請がある場合は、 医師が駆けつける拘束体制をとっていた。 しかし、 内科医の減少で、 内科の拘束が輪番当番日のみとなり、 脳神経外科も常勤医がいなくなり、 整形外科も4月から外来のみとなることから拘束を止めた。 当直も、 これまで一般病棟の入院患者の管理とICU (集中治療室) 担当と2人体制で行っていたが、 常勤医師の減少のためICU当直を廃止する。

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