県立柏原病院の小児科を守る会 (丹生裕子代表) が、 医療安全など、 医療問題に取り組む団体に贈られる 「メスキュード医療安全基金」 から寄付を受ける。 6月2日、 東京・霞が関の厚生労働省厚生労働大臣室で、 舛添要一厚労相の立会いのもと、 贈呈式がおこなわれ、 大臣と面会する。
同基金は、 製鋼用電気炉を使い、 注射針など医療現場から出る感染性廃棄物を溶かし、 製鉄材料などにリサイクルする特許技術 「メスキュード」 に関わる全国20の業者が積み立てているもの。 厚生労働省などから紹介を受けた団体に、 金一封を贈呈している。
今回贈呈を受ける18団体のうち、 同省推薦枠は7。 同基金事務局によると、 うち舛添大臣が直接選んだのは3団体で、 「守る会」 は大臣推薦という。
受賞式には、 舛添大臣、 同基金設立を支援した坂口力元厚労相が立会う。 丹生代表と、 メンバーの足立誠子さんの2人が出席する。
丹生代表は、 「活動に期待がかかっているのだと感じる。 活動を通じ、 頂いた基金をみなさんに還元していきたい。 舛添大臣に、 丹波に視察にいらして下さいと、 直接誘ってみます」 と話している。
守る会以外の厚生労働省が選定した団体は次のとおり。
▽ピンクリボンフェスティバル運営委員会事務局▽財団法人日本医療機能評価機構▽NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク▽独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター▽医療の質・安全学会▽岡崎市保健所総務課事業班