丹波市と日赤が協定 資金補助を5年

2008.07.08
丹波の地域医療特集

 丹波市 (辻重五郎市長) と日赤兵庫県支部 (井戸敏三支部長) は4日、 「柏原赤十字病院の運営と丹波市の支援に関する基本協定」 を締結した。 また、 同協定に伴う 「公的支援協定書」 も柏原赤十字病院を含めた3者で結び、 年間1床あたり100万円、 計5900万円の支援を行う。 同病院は、 病棟の改築、 医療機器の充実などにあてる。
 基本協定では、 ▽医師や医療技術者の確保▽病院の健全経営▽可能な救急医療の受け入れ、 その体制整備―など、 「適正な病院運営」 を求めている。 基本協定は2012年度までの5カ年。 公的支援の中身については毎年、 両者で協議する。
 辻市長は 「市民の安心・安全なまちづくりに向けて一層がんばりたい」 と話し、 同支部の東田雅俊事務局長は 「市長、 市議会、 市民のみなさんの理解と支援のおかげ。 病院の経営改善に努め、 安心・安全の拠点として期待に応えたい」 と述べた。

関連記事