舛添大臣が3日来丹 柏原病院視察

2008.07.03
丹波の地域医療特集

 舛添要一厚生労働大臣が3日来丹し、 県立柏原病院 (酒井國安院長) を視察する。 同病院の小児科を守る会 (丹生裕子代表) との懇談、 丹波市内の医療を支える取り組みの視察などを予定している。
 先月3日、 厚生労働省で開かれたメスキュード医療安全基金の贈呈式で、 丹生代表らに 「国会が閉じたら、 真っ先に訪問したい」 と、 来丹の意向を示しており、 国会が閉じた先月下旬から、 日程調整が本格化していた。
 酒井院長が、 同病院の沿革や機能低下に陥っている現状などを伝え、 丹波新聞社の足立智和記者が、 同病院の機能低下が丹波医療圏域に与えている影響などについて説明する。 その後、 守る会のメンバーと院内で昼食を囲む。 病院外の市内の視察も予定している。
 酒井院長は、 「1年前には、 守る会ができることも、 大臣が視察に来られるようなことも思いもよらなかった。 予想しなかったことが起こっている」 と言い、 「大臣が医師を連れて来られる訳ではなく、 視察に来られたからといって医師が増える訳でもないが、 医療崩壊から再生に向けてがんばる医師や市民の姿を見てほしい」 と話している。
 来丹のきっかけを作った 「守る会」 の丹生代表は、 「守る会以外にも、 丹波にはいろんな場面で医療を守るためにがんばっている人がおられるので、 地域の取り組み全体を視察してもらえれば」 と言い、 「大臣もてなしプラン」 を練っている。

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