兵庫医科大学 (西宮市、 新家荘平理事長) は16日、 同大学篠山病院の整備計画を公表した。 篠山市黒岡の市有地に建て替えるもので、 隣接する同医大のささやま老人保健施設、 リハビリテーションセンターと一体的に運営したいとしている。
病床数は現在の200から20減の180。 診療科目は現状を維持しつつ、 新たに地域の需要や今後集まった人員の専門性を踏まえて検討していくという。
場所は、 現在の病院棟から老人保健施設とリハビリテーションセンターを挟んだ北側に移る。 土地は市が無償で貸す。
新病院の建築面積は約4870平方メートル、 延べ床面積は1万1860平方メートル。 関連施設全体の敷地面積は約1万7280平方メートル。
新病院棟は、 鉄筋コンクリート造4階建て。 高さは約20メートル。 1階に外来診療機能を集約させ、 検査室、 薬局、売店・喫茶などをおく。 2階は療養病床44床、 3階は一般病床86床(内科、産科、 小児科など)、 4階は一般病床50床 (外科、 整形外科) と手術室などを計画している。 温かみのあるインテリアで、 落ち着いた空間をつくる。
4月に工事着工、 2010年3月の竣工をめざしており、 現在、 工事を請け負う業者を選定中。
篠山病院は 「ハードとソフトの整備は切り離して考えており、 この1年は新病院に移るための土台作り期間としたい」 とし、 総合診療科の設置や地域の病院との連携強化などを順次進めていきたいという。