柏原赤十字病院は、 2月から病床数を63床 (うち感染症病床4) から74床 (同) に増やす方針を固めた。 昨年、 3人の勤務医 (婦人科医1人、 外科医2人) が着任するなど、 一時は3人しかいなかった勤務医が9人まで増えたことにより、 患者の受け入れを増やすことが可能と判断した。
同病院の病床数 (実動) は、 ピーク時の2003年5月には222床 (うち感染症病床4) だったが、 勤務医不足の進行により、 同年12月に128床、 04年10月に114床となり、 07年4月から現在の63床になっていた。
中でも外科は昨年3月までの入院患者は0だったが、 同4月の医師着任により、 月平均で延べ約132人の入院患者を受け入れている。 外科手術件数は、 昨年4―11月末で61件。
同病院は 「病床を効率的に運用し、 1人でも多くの患者を受け入れることは病院経営の面からもよいこと。 引き続き、 医師、 看護師の招へいに努力し、 将来は104床をめざす」 と話している。