新築工事が完了した兵庫医科大学の 「ささやま医療センター」 （篠山市黒岡、福田能啓病院長） で15日、 竣工式典が行われた。 病院や市関係者らが出席し、 地域医療存続を担う新拠点の完成を祝った。
　定礎除幕式に続き、 神事、 内覧会が行われ、 出席者らが病棟を見学。 最新機器が導入された手術室や放射線室などを見て回った。
　同大学の新家荘平理事長は、 「地域医療を守り、 他の病院にない新しい、 全人的な医療を提供し、 また医療人の育成にもつなげていきたい」 と決意を述べた。
　酒井隆明市長は、 「この小さな町の地域医療を守るためご協力いただき、 感慨無量。 市民との間で信頼関係を構築し、 病院を盛り上げていきたい」 と話していた。
　同センターは６月１日から開院する。