観測史上最も暑い夏で、 9月に入っても残暑が続くなか、 運動会の練習に励む各小学校では、 熱中症を予防しようと、 いろいろな工夫をしている。 テントをたてたり、授業の途中にも水分補給タイムを設けるなど、例年以上に児童の健康管理に気を使っている。
市教委は、 適切な休憩と水分補給を行うよう学校長に通知。 細かい指導は現場に任せており、 対応は各学校で異なる。
西小では、 教諭の発案で、 2学期から 「冷やしタオル」 を実施。 各学年の担任教諭が自宅から持参したクーラーボックスに学校で作った氷を詰め、 児童のタオルを冷却。 授業の終わりに首筋などにあて、 体を冷やす。
佐治小では、 スポーツドリンクの持参を許可した。 保護者から問い合わせがあり、 学校医と相談の上で決めたという。
その他の学校でも、 保護者に 「お茶に塩を入れて」 などと呼びかけたり、 ▽気温が35度を超えるようであれば練習をやめる▽保健室はクーラーをきかせて養護教諭が待機▽保健室にスポーツドリンクを用意▽各学年1時間は、 クーラーのきいたコンピューター室などの部屋を使えるようにする―などの工夫をしている。