県指定伝統的工芸品で丹波市重要無形文化財 「稲畑人形」 の 「子兎土鈴 (こうさぎどれい)」 が、 来年の干支 「卯」 にちなみ郵便事業会社が発行する2011年の年賀郵便切手の意匠に採用された。 15日に同社が発表した。 11月10日から1月14日まで全国発売され、 新春のあいさつと共に全国をとびまわる。
80円郵便切手と、 寄附金付お年玉付年賀83円郵便切手の2種、 計565万枚 (22万7000シート)。
意匠は、 稲畑人形5代目・赤井君江さん (氷上町稲畑) が手がけた同人形を、 日本画家の大矢高弓さんが描いた。 耳を寝かせ丸まったような形の人形を、 80円切手は真横から、 お年玉付切手は右正面から描いている。 同人形は、 1体1体、 赤井さんが筆で彩色を施しており、 意匠の2点も、 兎の体の光沢や、 爪や目の着色など、 赤井さんの筆のタッチを忠実に再現している。