興奮さめやらぬW杯

2011.07.20
丹波春秋

 にわかワールドカップ・ファンばかりの丹波家。なでしこがアメリカを倒して世界制覇し、眠い目をこすりながらも朝げの話題に興奮さめやらない。主人の聞太「すっごいのぅ、コーナーキックを受けた澤の後ろ向きのシュート。彼女は背中に目が付いとんのかいや」。▼娘ミー子「相手のキーパーが衝突で身体を痛め、コーナーキック待ちで中断している間に、澤が周りの選手にひそひそ指示しているのが、ビデオに写っとったね。偶然出来たんやのうて、ものすごう頭脳的や」。▼息子ハー吉「僕はゴールキーパー海堀の、PK合戦1発目の足を使ったセーブが忘れられん。神技や。PKに持ち込まれて焦り始めていたアメリカが、これで完全に浮き足立ってしもた。澤も海堀もそない別嬪さんやないけど、ほんまにええ顔しとる」。▼妻テレ代「テレビ画面では、身長もスピードも勝るアメリカの白ユニフォームばかり目に付いたわね。勝てたんが不思議なくらいやけど、結局、最後まであきらめんかったのと、チームワークの力やろね」。▼聞太「澤も海堀も、すっかり馴染みになった川澄、大野、近賀も皆、INAC神戸のメンバーで、練習拠点の市島町にしょっちゅう来るそうやな。一躍名所になるんとちがうか。折角の縁や。もっと深めていくように、市も色々考えんとのぅ」。(E)

 

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