ドイツウリ特産品化を 生産組合「杉ファーム」

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写真・新たな名産品として日の目をみることが計画されているドイツウリ=篠山市東吹で

 篠山市内の農家で伝統的に栽培されており、 隠れたファンの多い伝統野菜 「ドイツウリ」 を、 黒豆や山の芋に次ぐ特産品にしようと、 農家らがプロジェクトを始めた。 数あるウリの中でも、 「丹波篠山でのみ栽培されている」 とされるドイツウリ。 「いつから作られているのか?」 「なぜドイツ?」 など謎も多い作物だ。 優良選抜された種を育苗し、 来年から本格的な栽培に入る農家らは、 「たくさんの農家で栽培し、 新たな名産として都市部などを中心にファンをつくることで、 篠山を訪れてもらい、 まちに活気を生み出したい。 謎の多い作物なので、 名前の由来などを知っている人がいたら教えてほしい」 と話している。

 ドイツウリは果皮に凹凸があり、 独特のしま模様がカエルの背中に似ているのが特徴。 皮が薄く、 肉質が詰まっているため、 浅漬けに向いている。 歯切れがよく、 ほんのりと甘みがあり、 食味がいい。

 通常、 15センチ程度の大きさだが、 30センチほどになるものもある。 春ごろに植え、 7月から9月のかかりに収穫する。

 名前について一説では、 「昔は珍しいものにオランダやドイツなどの外国の名前をつけることがあった」 とされるが、 定かではない。

 名産化に乗り出しているのは、 篠山市杉の住民を中心につくる生産組合 「杉ファーム」 のメンバーら。 特産として内外に知られる黒豆や山の芋に続く名産を生み出そうと、 古来、 栽培されてきた伝統野菜のドイツウリに着目した。

 ファーム代表の藤田昌弘さん (59) =篠山市杉=が知人の農家から、 ドイツウリの中でも特に大きなものをもらいうけ、 「ジャンボドイツウリ」 として名産化することを発案。 ファームメンバーで、 施設園芸 「FLORA HOUSE INEYAMA」 の稲山重之さん (40) =篠山市東吹=に協力を求め、 育苗することになった。

 藤田さんは、 「栽培したジャンボドイツウリを流通に乗せることで、 第二の特産品にすることができれば、 『農都篠山』 にふさわしい活動になるのでは。 計画をこれから本格化していくが、 たくさんの農家の方に協力してもらいたい。 ほかにも伝統野菜はあるので、 どんどん発掘していければ」 と意気込んでいる。

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