幸運を呼ぶ? 診療所に黄色鮮やかなキノコ 正体は「コガネキヌカラカサタケ」か

2023.08.29
地域

植木鉢に生える黄色いキノコ。写真撮影をする患者もおり、すっかり”人気者”に=2023年8月29日午前9時51分、兵庫県丹波市山南町下滝で

兵庫県丹波市山南町下滝の「上久下の森診療所」の待合室内の植木鉢で、鮮やかな黄色いキノコが見つかった。熱帯原産のコガネキヌカラカサタケとみられる。色合いや、数日で枯れてしまう寿命の短さから「幸運のキノコ」とも呼ばれる。スタッフや患者の間で「何これ」「面白い」などと話題になっている。

高さは8センチ、かさの直径は7センチほど。本州では自生せず、熱帯地方から持ち込まれた腐葉土に混ざった菌から発生するケースがある。毒性は不明。

かさが開く前。ツクシのような形状

28日、スタッフの安井章子さんと谷後京子さんが掃除中、観葉植物のモンステラを栽培する植木鉢で、見慣れぬ2本の黄色いキノコに気付いた。ツクシのような形状だったが、29日にはかさが開いた。

二人は「生命力を感じる。ほっこりして、幸せな気分になる」と笑顔を見せた。

関連記事