「良樹細根」を校訓に 「城北畑小学校」開校式

2013.04.11
ニュース丹波篠山市

写真・城北畑小学校の校旗を酒井市長から受け取る足立校長(左)

 共に139年の伝統を誇る畑小学校と城北小学校が統合して誕生した 「城北畑小学校」 (兵庫県篠山市黒岡) の開校記念式典が4月6日、 城北畑小で行われた。 児童をはじめ、 卒業生や地域住民ら約390人が出席。 「手を取り合ってたくましく、 心一つにやり抜こう」 との歌詞がある新しい校歌を出席者全員で歌うなどして新生小学校の門出を祝い、 新入生28人を含む児童164人 (教職員19人) が新しい歴史をスタートさせた。

 畑中博明教育委員長が開校宣言をし、 酒井隆明市長から足立明典校長に新校旗が手渡された。

 校歌斉唱では、 校歌を作曲した瀬利出身の声楽家、 畑儀文さん (西宮市) の指揮、 ピアニストの堀井さやかさん (篠山市住吉台) の伴奏で、 声高らかに歌い上げた。

 足立校長はあいさつで、 同校の校訓 「良樹細根 (りょうじゅさいこん)」 について、 「小学校という時期は人間の生き方の基礎を培う時期であり、 人間としてしっかりとした根を養っていこう、 との意味」 などと説明。 「樹木も人も大地に根を張る力強さと繊細さを持って、 成長、 発展することが大切。 強風にも倒れず、 少雨でも枯れない良樹となるために、 友と手を携え、 日々研さん努力して、 たくましい根っこを張り巡らしてほしい」 と呼びかけた。

 児童を代表して児童会会長の中野一貴君 (6年) が、 「僕たちは、 畑、 城北両校の伝統を受け継ぎながら、 城北畑小の新たな伝統を築いていく。 これから全校生みんなで手を取り合い、 心を一つにし、 元気で明るい小学校をつくっていきます」 と力強く述べた。

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