子ども体験施設復活目指す館長 垣内敬造さん

2013.04.04
たんばのひと

 4月7日、 1年3カ月ぶりに再開館 (プレオープン) する 「篠山チルドレンズミュージアム」 の館長。 2001年の開館準備から、 同館の支援市民団体 「ミュージアムクラブ」 に入会し、 休館前には代表を務めた。 本業はデザイナーで、 営業日のみ勤務する。

  「指定管理者のドリームアウェイ (姫路市)、 ミュージアムクラブ、 地域住民のつなぎ役としてがんばっていきたいです。 チルドレンズミュージアムは、 子どものための施設であると同時に、 子どもと触れ合うことで幸せを感じる大人の場所でもあります。 『地域でつくるちるみゅー』 をキャッチフレーズに地域のみなさんとともに企画運営していきたい」

  「ミュージアムクラブでは、 広報やワークショップの企画運営に携わってきました。 チルドレンズミュージアムに来場した皆さんがいきいきとして帰られるのを見て、 残すべき施設だなと感じました。 経営難も目の当たりにしましたが、 地域と行政との連携が必要。 少子化が進む地域で子どもの声を響かせ、 地域の活性化にもつながればと考えています」

  「再開館はうれしいですが、 不安なこともあります。 たくさんの展示品や設備にはお金がかかります。 節約しながら、 幼稚園や子ども会の遠足でもにぎわうよう、 市内外に積極的に広報や営業をしていきたい」

  「例えば、 歌声喫茶、 グラウンドゴルフ、 楽器教室、 青空市場など地域に根ざした企画を考えていきたいです。 人気の人形劇団 『クラルテ』 は、 月に6日間ほどの公演を計画しています。 昆虫に触れるコーナーも新設しますのでお楽しみに」

 本職では、 キャラクターデザインや企業のロゴマークなどをデザインしている。 NHK教育テレビの 「おーい!はに丸君」 や篠山市のコミバス、 篠山東雲高校の校章などもデザイン。 ちるみゅー大好き“少年”だ。 篠山市小立。 51歳。

 

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