ボランティア換金制度がスタート 年最大5000円 篠山市

2013.09.19
ニュース丹波篠山市

写真・登録者に発行する 「ボランティア手帳」

 篠山市内福祉施設でのボランティア活動に対して換金できるポイントを付与する 「市介護支援ボランティア制度」 が今月から始まった。 65歳以上が対象で、 9月17日現在でボランティアの活動登録者は36人。 ボランティアができる福祉施設は28施設。 市介護保険係は 「最終目標は65歳以上人口の1%の120人。 今年度は30―50人の目標。 さらに、 周知を図っていきたい」 とボランティア活動登録者と活動ができる福祉施設を募っている。

 

 福祉施設ごとに活動内容が決まっており、 ▽利用者の話し相手▽清掃活動▽行事の手伝い▽食事の配膳や下膳の補助▽レクレーションの指導や演芸披露▽施設職員とともに行う軽微で補助的な活動▽ティータイム時の配膳▽イベントの補助▽喫茶の手伝い―などがある。

 これらの活動を1時間行うと各福祉施設でスタンプを1ポイント (1日最大2ポイントまで) 付与。 年間最大50ポイントまで付与される。 1ポイントは100円。 毎年2月末までのポイントが換金される。

 市から事業委託を受けた、 市社会福祉協議会が登録者を受け付けたり、 隔月 (奇数月の10日) で情報紙を発行している。 登録者にはポイントを証明する 「ボランティア手帳」が発行される。同社協の同制度コーデイネーター、 村上恵子さんによると、 登録者はこれまでから、 ボランティア活動をしている人が多く、 「ボランティア活動している証として制度を活用し、 喜ばれている」 という。

 同制度のねらいは、 生きがいづくりや社会参加の促進、 住民相互の介護支援などで、 同社協は、 これまで福祉施設でボランティア活動の経験がない高齢者の登録も呼びかけていく。

 ボランティアの登録方法は、 介護保険証と印鑑を同社協に持参する。 前年度までに介護保険料の滞納がないことが条件。 問い合わせは、 同社協 (079・590・1112)。

関連記事