丹波市災害ボランティアセンター (市島農村環境改善センター内、 0795・74・0999) に登録して 「8月16日豪雨災害」 のボランティアに訪れた人が4日、 1万人を超えた。 同センターは、 「まだまだニーズがある」 として、 開設を16日まで延長した。 9月の平日も1日平均380人強 (5日まで) が訪れ、 復興、 復旧を支えている。
4日に340人が参加し、 1万282人と1万人を突破。 同日も被害が大きかった市島町谷上では清掃や泥出しなど、 軽作業から重労働までボランティアが奮闘した。
被災住宅で床板をのせる土台木の泥汚れをデッキブラシやぞうきんでふき取る作業をした日下田愛さん (40) =芦屋市=は、 「あまり報じられないので、 丹波市がこんなにひどいことになっているとは正直思わなかった」 と驚いていた。 山南地域のJA女性会の仲間と 「前山ふるさと農園」 事務所の清掃作業をした衣笠弘子さん (70) =山南町坂尻=、 中田照子さん (68) =同町和田=は、 ボランティアに何度も足を運んでいる。 「土砂出しはしんどかったけど、 ふいたり掃いたりの仕事だったら手に合う」 と話した。
市内の災害ボランティアグループ 「丹」 (まごころ) は、 市が借り上げた高圧洗浄機で 「洗浄ボランティア」 を開始。 5班体制で希望する住宅の外壁の汚れや床下の泥などをボランティアと協力してきれいにしている。