8月16日丹波市豪雨災害の農作物被害が確定した。 30%以上の被害を受けたほ場の被害額は市内全域で2億7429万円に達した。
最も被害が大きいのが水稲で1億6569万円。 市内の水田2925ヘクタールの5・9%が被害を受けた。 最も被害が大きかった市島地域は100%被害の水田が50・2ヘクタールに達した。 市島を除く市全域は27・6ヘクタール。
特産の丹波大納言小豆は市の耕作面積295ヘクタールの20・6%が被害に。 冠水によって根が弱ったのが原因で、 生育不良や枯れが生じている。
氷上町稲畑のどろこんこ会が栽培する5ヘクタールは、 加古川の水位上昇で樋門を閉めたため、 内水がはけなくなり水没。 山南町奥の篠倉範久さん栽培の3ヘクタールは、 加古川の水位が上がって畑に流れ込み、 一面が冠水した。
丹波黒大豆は耕作面積134ヘクタールのうち8・2%。 氷上、 市島、 柏原などで被害が出ている。 丹波農業改良普及センターによると、 水没したのがちょうど開花時期で、 花が落ち、 さや数が少なかったり、 茎疫病にかかったりしているという。
市島特産の太ネギは耕作面積の35%、 有機野菜は34%が被害に。 新しい特産の黒ごまは市内全域で46%が被害を受けた。
市が同普及センター、 JA丹波ひかみの協力を得てまとめた。
共済があるのは水稲と黒大豆のみ。