「HC HYOGO HEARTS」スタッフ 林美枝さん(篠山市東岡屋)

2017.05.28
たんばのひと

ホッケーの楽しさ知って

 篠山市を拠点に今春、発足したホッケーのクラブチーム「HC HYOGO HEARTS」に所属する子どもの保護者であり、自身もプレーヤー。昨年からはチームのスタッフにもなり、親子で競技を楽しみながら、裏方としても活動する。

 ホッケーとの出会いは娘の洵菜さん(篠山中3年)が小学3年生の時、たまたま見かけた練習風景に興味を抱いて入部したこと。姉の影響を受けた弟の夏綱君(岡野小5年)も競技を始め、保護者としてホッケーにかかわりだした。

 楽しそうに汗を流す子どもの姿を見ているうちに、自分もやってみたいと思うようになり、同じ思いの保護者らとともに競技を開始。「それまでやったことのない競技だったので、とても楽しい。技術は子どもの方が上ですが」とほほ笑む。

 県内のチームを統合し、子どもからトップチームまでを有するクラブとして誕生したハーツ。立ち上げ準備段階からスタッフとしてチームに入り、グラウンドの清掃活動やクラブウェアの製作、フォトコンテストなどを担当するようになった。

 保護者やプレーヤーだけなく、スタッフとしてかかわることで、「いろんな人が考えて、悩んで、知恵を出し合って、チームを支えていることを実感した。子どもたちには礼儀や地域の人への感謝、物を大切にすることなど、人間的に成長してほしいと思うようになりましたね」。自分の子どもだけでなく、選手一人ひとりの成長を願う。

 学生時代は吹奏楽部に所属。「あのころ、ホッケーを知っていたら絶対にやっていた。この楽しさをもっとたくさんの人に知ってほしいですね」とにっこり。43歳。

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