平成30年を振り返る

2018.12.20
記者ノート

 年の瀬も押し迫ってきた。ことし一年を振り返ってみようと、手元の手帳をパラパラとめくってみる。

 正月が明けて2週間が過ぎた辺りから取材予定を書き込んだ文字が勢いよく走り出している。「○月はどんな取材をしてたっけ」と頭の中で思い出そうとしてもまったく無理なのに、手帳に書かれた文字をたどると最近のことのように記憶がよみがえるから不思議なものだ。

 興味のある世界の取材で心が弾んだこと、思い出すだけで気分が重くなる出来事など、ことしも取材を通してさまざまなことを経験した。

 1月4日からきょう12月18日時点で、100文字程度の告知記事から1000文字を超える大作まで合わせて700本の記事を書いた。記事の数だけ人との出会いがあり、読者からの反響に一喜一憂したりもした。

 間もなく平成30年が終わる。ことしの世相を表す漢字一文字は「災」だった。来年5月には新元号となり、日本の歴史の新たな1ページが始まる。新時代の門出にふさわしい明るい話題をたくさん届けられる一年であることを願いたい。(太治庄三)

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