新しい時代へ

2019.04.04
記者ノート

 「平成」に変わる新元号が「令和」に決まった。発表があった4月1日、丹波市の「コモーレ丹波の森」内に設置されたテレビで新元号発表の瞬間を見守る人を取材した。菅官房長官が発表すると、「へぇー」「ほぉー」「れいわ…?」などなど、さまざまな反応があった。

 これまでの元号の出典は、判明しているものはすべて古代中国の書物だが、「令和」は現存する日本最古の歌集「万葉集」を典拠とし、国書由来は初めてという。そのあたりから個人的には文学的な印象も受けた。

 「昭和」から「平成」に改元されたときは3歳だった。当時はまったく記憶にないが、平成4、5年ごろ、祖母が「『平成』いうたら最初は変な感じがしたけど、慣れたらそんなことないわ」と言っていたのを思い出す。少しずつ馴染んでいくのだろう。

 過去を振り返ったとき、地域の流れがわかるような紙面を作ることが地域紙の使命だ。まもなく新しい時代がやって来る。そして元号が新しくなるとき、「丹波篠山市」が誕生する。「令和」の丹波市と丹波篠山市を文字と写真で伝えていきたい。(田畑知也)

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