「きれいな花だけど…」 特定外来オオキンケイギク 中学生が駆除作業に励む

2020.06.26
地域

特定外来生物のオオキンケイギクを抜き取る生徒たち=2020年6月22日午後3時22分、兵庫県丹波篠山市東沢田で

兵庫県丹波篠山市立篠山中学校の生徒らがこのほど、同校東側の市道沿いで環境省の特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク」(キク科)の駆除作業を行った。多年草のため、駆除には根から抜き取るのが効果的とされ、生徒らは懸命に力を入れて次々と駆除していた。昨年に続く取り組み。

 北米原産で5―7月、黄色のコスモスに似た花を咲かせる。日本固有の自然に重大な影響を及ぼすおそれがある植物として、野外に植えたり、種子をまいたりすることを禁止されている。
 同校の整美委員会の3年生6人と同委員会担当の教諭4人、市職員らが参加。市道沿いに生えたオオキンケイギクを約100メートルにわたって駆除した。
 女子生徒は「きれいな花なので、特定外来生物と知らなかったら残してしまう。根から抜き取るのは力がいる」と話していた。

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