兵庫県丹波篠山市立篠山中学校の生徒らがこのほど、同校東側の市道沿いで環境省の特定外来生物に指定されている「オオキンケイギク」(キク科)の駆除作業を行った。多年草のため、駆除には根から抜き取るのが効果的とされ、生徒らは懸命に力を入れて次々と駆除していた。昨年に続く取り組み。
北米原産で5―7月、黄色のコスモスに似た花を咲かせる。日本固有の自然に重大な影響を及ぼすおそれがある植物として、野外に植えたり、種子をまいたりすることを禁止されている。
同校の整美委員会の3年生6人と同委員会担当の教諭4人、市職員らが参加。市道沿いに生えたオオキンケイギクを約100メートルにわたって駆除した。
女子生徒は「きれいな花なので、特定外来生物と知らなかったら残してしまう。根から抜き取るのは力がいる」と話していた。