古民家で「ビーガン」いかが? 移住の夫婦がカフェオープン 地場産有機野菜などふんだんに

2020.08.25
地域

野菜中心の料理や、こだわりの材料のスイーツなどを出すカフェ「Sun Rice Kitchen」を営む村上さん夫婦=2020年8月19日午後4時2分、兵庫県丹波篠山市向井で

9年前に大阪市北区から兵庫県丹波篠山市向井へ移住した村上悟さん(34)、百合子さん(34)夫婦が、自宅の古民家を改装して念願のカフェをオープンした。4人の子どもを育てながら農業にも挑戦。体に優しい有機野菜を中心にした料理や、材料を吟味したスイーツを提供しており、「食の大切さに気付き、体が元気になる店を目指したい」と話している。

 

築98年の古民家を改装した、カフェ「Sun Rice Kitchen」。広々とした居間を利用した客席は、手入れされた庭が眺められるよう配置されている。子育ての経験から「子どももママもくつろげる空間を」と木のおもちゃを用意したキッズスペースもある。

地場産の有機野菜をふんだんに使った料理や、無農薬の米をかまどで炊いたごはん、小麦粉、乳製品、白砂糖、卵を使わないロースイーツなどを取り揃えている。

築98年の古民家を改装した店の外観

調理を担当する百合子さんは、岐阜県出身。18―24歳まで毎年、フランスに短期滞在し、フランス料理を学んだ。10年前、友人がカフェを立ち上げるのを手伝った際に、動物性食品を食べない「ビーガン」を知った。もともとアレルギー体質だったため、実践してみたところ、体調が良くなったといい、その経験を店のメニューに生かしている。

8歳、6歳、4歳、2歳の子どもを育てていることから、子ども向けの体に優しいメニューにもこだわる。1歳の子も食べられる誕生日ケーキは人気だといい、キッズ用のランチメニューも用意している。

鍼灸マッサージ師の悟さん(大阪府高槻市出身)が大阪で仕事をしていたこともあり、通勤圏で子どもが伸び伸びと過ごせる大きな古民家を探し、丹波篠山を選んだ。3年前からは夫婦で農業を始め、30アールで米や黒大豆、野菜を作っている。悟さんは店で接客を担当しながら、出張で鍼灸マッサージの業務を行っている。

百合子さんは移住後の生活を振り返り、「住み心地は最高。緑、きれいな空気、水、自然が大好き。ストレスフリーで伸び伸び子育てできている」と充実した表情で話している。

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