不老長寿の縁起物 若松の出荷準備ピーク 「正月準備」着々と

2020.11.13
地域

若松の出荷準備に追われる生産者=2020年11月12日午後2時39分、兵庫県丹波市山南町坂尻で

正月用「若松」の日本三大産地の一つ、兵庫県丹波市山南町坂尻地区を中心に、若松の収穫・出荷準備が最盛期を迎えている。12月上旬に全国の市場で開かれる「松市」への出荷に向け、連日、夜遅くまでの作業が続く。

常緑の若松は、「不老長寿」の縁起物とされ、古くから正月飾りとして重宝されてきた。

門松や生花、アレンジなど使用用途に合わせて選別。余分な枝葉を落として長さを切り揃え、100本ごとに結束して出荷する。

丹波若松生産会会長の男性(45)は、「梅雨の長雨で大きい物が多いが、品質は良い」と太鼓判。一方で、「新型コロナの影響がどれだけ需要に響いてくるのかが不安」と話している。

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