一緒に田植え 高校生と小学生が「泥んこ交流」 30年続く伝統行事

2023.06.05
地域

一緒にもち米の苗を植えていく児童と高校生たち=2023年6月5日午後1時31分、兵庫県丹波市春日町黒井で

兵庫県丹波市立黒井小学校の2年生25人が5日、近くの同県立氷上高校の田んぼで田植えを体験した。同校で農業について学ぶ生産ビジネス科の3年生21人が、手取り足取りでやり方を指導。児童と生徒たちが泥にまみれながら交流を深めた。

およそ30年前から続く伝統行事。約25アールの田んぼの一角に、同県三田市特産のもち米「ヤマフクモチ」を植えた。「トライやる・ウィーク」で黒井小を訪れていた丹波市立春日中学校の生徒5人も体験した。

児童たちは生徒に支えられながら「気持ち良い」「気持ち悪い」などと声を上げ、泥の中に足を入れた。その後、横一列に並び、紐の印を目印に、苗をつまんで元気よく手で植えていった。

田植えが初めてだったという児童は「歩きにくかったけれど楽しかった。高校生は植えたときに『上手』と声をかけてくれてやさしかった」とはにかんだ。

生徒の一人は「やり方を教えると素直に聞いてくれて、最後は何も言わずとも植えられるようになっていた。農業を『楽しい』と思ってもらい、将来は教える立場になってくれれば」と笑顔だった。

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