愛を叫ぶ 水笛のようなさえずり 青い鳥「イソヒヨドリ」が繁殖期

2024.04.26
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民家の上のアンテナに乗り、美しいさえずりを響かせるイソヒヨドリ。「愛してっ」=2024年4月26日午前7時57分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内に水笛のような美しいさえずりが響き渡る。必死に「愛」を叫んでいるのは、ダークブルーの青い鳥「イソヒヨドリ」だ。

全長23センチほど。名前にヒヨドリと付くがヒタキ科。雄は頭からのど、背中にかけて美しいダークブルーで、腹部は赤茶色。雌は全体的に灰褐色。

名の通り、本来は海辺に暮らす鳥で、内陸に位置する丹波地域では20年ほど前からよく観察されるようになり、数を増やしている。

さえずりは繁殖期の証しで、求愛や縄張りを示す。命をつなぐためのさえずりだが、大きな口を開けてさえずる姿は愛らしくもある。「彼女が見つかるとええなぁ」とエールを送った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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