埋めたら…謎の室内井戸 料理旅館の客間にぽっかり口開け 水滴の跡取れず【シリーズ・丹波ムー】

2020.12.29

客間の中央にぽっかりと口を開ける井戸=兵庫県丹波篠山市二階町で

兵庫県丹波篠山市二階町の料理旅館「高砂」の客間に井戸がある。嘉永元年(1848)に創業する際、もともとあった井戸を残して建物を建てたとされるが、井戸自体がいつから存在していたかは定かではない。

地下の水脈は近くにある国史跡「篠山城」の井戸とつながっているそう。代々「井戸を埋めれば悪いことが起きる」と伝わるほか、水を汲み上げた際に柱についた水滴の跡は何度ふいても取れないなど、清い水をたたえる姿とは裏腹になかなかのいわくつき。お近くにお越しの際は、ぜひ足を運んでみてほしい。

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