兵庫県丹波市の林時彦市長が提案した「新型コロナウイルス対策として全市民に商品券2万円交付」事業を含む一般会計補正予算案を19日、賛成少数で否決した同市議会。採決では賛成9、反対9となり、藤原悟議長（公明）が反対したことで、反対10、賛成9で否決した。会派間で賛否がはっきり分かれた。

同議会は定数20で、1人が病気で欠席した。

賛成会派は、共に無所属議員でつくる創生会（4人）とニュートラル（2人）、日本共産党議員団（党公認の2人）、無会派（1人＝日本維新の会公認）。

反対会派は、新風クラブ（自民党公認1人と無所属3人）、丹新会（自民党推薦の4人）と公明党（党公認2人、うち1人は議長）。

賛成、反対議員は次の通り（敬称略、議席順）。

【賛成】創生会＝大西ひろ美、近藤憲生、渡辺秀幸、山名隆衛▽共産＝西脇秀隆、西本嘉宏▽ニュートラル＝奥村正行、前川進介▽無会派＝小川庄策

【反対】新風クラブ＝足立嘉正、酒井浩二、太田一誠、太田喜一郎▽丹新会＝谷水雄一、吉積毅、小橋昭彦、広田まゆみ▽公明党＝須原弥生、藤原悟

【欠席】垣内廣明（病欠、新風クラブ）