兵庫県丹波篠山市住吉台の自宅に私設図書室「まちライブラリー」を開設している原美由紀さんが、コロナ禍でも気軽に本が借りられるようにと、玄関先に巣箱型の本箱「リトルフリーライブラリー」を設置した。
屋根や脚、ドアが付いたかわいい本箱の中には文庫本15冊ほどを入れており、自由に借りることができ、貸出期限は設けていない。返却本は本箱か郵便受けに入れる。
2010年から「家庭文庫ぴっち」を自宅内に開設。13年には訪問介護事業所勤務の経験から、介護者や高齢者の憩いの場「つどい場お茶の実」を開設した。
18年からは本を通して人とつながる全国的なまちの図書館活動「まちライブラリー」に参画し、介護や認知症、看取り、老いなどをテーマにした書物約100冊を本棚に並べ、自由に借りられるようにしている。絵本や小説などを含めると約300冊を用意している。
本箱は毎週月、木曜(第2月曜と祝日除く)の午後1―4時に設置。雨天時は設置しない。