水分れフィールドミュージアム職員 朴侑希さん(丹波市氷上町稲畑)

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多彩な分野の橋渡し役を

丹波市の氷上回廊水分れフィールドミュージアムで週4日、兵庫県森林動物研究センターで週1、2日勤務する傍ら、オンライン家庭教師や農家でのアルバイトにも励み、多忙な日々を過ごしている。
同ミュージアムでは、ワークショップの企画や準備を主な業務とし、展示ガイドも務める。同研究センターでは、イノシシの生息密度を割り出すための手法を開発するため、あちらこちらに仕掛けた自動撮影カメラのデータを整理したり、痕跡を調べたりするため野山を駆け回っている。
高砂出身。小学6年生の時、愛犬を治療した獣医の仕事に感銘を受け、あこがれの職業となった。夢の第一歩として、大阪府立大学獣医学部を受験するも願いはかなわず。1浪して同大理学部へと進み、植物を中心とした生物学を学んだ。しかし動物への思いは消えることなく、「人と野生動物の共生」が学べる環境人間学研究科がある兵庫県立大学の大学院へ。獣害対策や外来生物対策の研究のため、同研究センターでフィールドワークを重ねた。「学びを深めていく中で、丹波の人や自然に触れ、すっかり丹波のとりこになりました」
修了後は神戸市立の中学校教師となり、2年間教壇に立ったが、「やっぱり大好きな丹波で働きたい」と丹波市で暮らすことを熱望。これまでの経験を生かせる仕事としてミュージアムを選んだ。
「野生動物を研究し、教師もした。農業もしている。人と自然、研究と教育、生産者と消費者など、さまざまな立場や分野を結びつける橋渡し役ができたら」。29歳。

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