子授けに祈りささげ 今年も口コミで50組参加 「ここは本当に不思議な場所」

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関係者だけが入ったお堂の中で法要を行う飯田住職ら=2022年2月11日午前10時21分、兵庫県丹波篠山市大熊で

兵庫県丹波篠山市大熊にある「瑠璃寺・薬師堂」で11日、本尊の薬師如来に子授けなどを祈願する法要が営まれた。御利益があった人の話が口コミなどで広がったことで、近年、市内外から多くの人が参拝に訪れるが、今年もコロナ禍の中。お堂の中には関係者以外入らず、参拝者らはお堂の外や車の中から静かに祈りをささげた。

事前の告知はほぼ行っていなかったものの、今年も例年並みの50組が申し込んだ。懐妊や安産祈願のほか、願いがかなった報告の「願済」にと、地元のみならず、県内他地域をはじめ、遠くは東京や福島、佐賀、長崎などからも申し込みがあった。

コロナ禍以前なら参拝者でいっぱいになるお堂は、今年も住職と自治会役員のみとし、法要は通常通り実施。「もっそ」と呼ばれる供物も用意し、小林寺の飯田天祥住職が般若心経や薬師経などを読経。本尊・薬師如来の真言「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」も唱え、申し込んだ人たちの名前と願いを読み上げた。

口コミで知った、京都府舞鶴市の夫婦は、2年前に懐妊祈願に訪れ、すぐに長女を授かった。昨年は事前申し込みで願済をし、今年はもう1人授かりたいと懐妊祈願に訪れたという。

赤ちゃんを胸に抱いた2人は、「この子を授かった時は不妊治療をしていた時期。妊娠が分かった時は、奇跡だと思いました」と目を丸くし、「治療はしていたけれど、とにかく信じていたから頑張れた。ここは本当に不思議な場所です」とほほ笑んでいた。

法要を終えた飯田住職は境内の参拝者に、「お寺にも無事に子どもを授かったのでお礼参りをしたいという連絡があるなど、今年もありがたい縁を頂いた。手を合わすのは右手が仏様、左手が自分。仏様と一体になることを意識してもらえたら」と呼び掛けた。

西羅雅徳自治会長は、「毎年、こんなにも子どもを授かりたいという人が多いことに驚く。地元としては、願済に来てくださることが何よりうれしい」と笑顔で話した。

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