あなたには見える? 山の稜線が”仏様”のよう 一部市民の間で話題に

2022.02.15
地域

丹波おばあちゃんの里から眺めた三尾山。三尾山の辺りが顔に見えるという=兵庫県丹波市春日町七日市で

あなたには見える?―。兵庫県丹波市春日地域のシンボル「三尾山」一帯の山の稜線が、ある角度から眺めると“仏様”が寝ているように見えると、一部市民の間で話題になっている。ちょうど三尾山が目鼻口の凹凸に見えるとのことだが、果たして―。

「ほら、仏様みたいに見えるでしょ。ここが鼻で、ここが口やね」。同市市島町の木寺章さん(74)が教えてくれた。木寺さんが撮影した写真をのぞき込むと、確かに見えるような。

木寺さんによると、最もよく見えるのは 道の駅丹波おばあちゃんの里(同市春日町七日市)付近。ここから南東の方角を眺めると、三尾山が見える。向かって真ん中の山頂が鼻で、左右の尾根との間のくぼみが目と口。そこから西へ視線を滑らせると、のどぼとけや胸に見える起伏があり、体のラインへと移っていく。

同施設を運営する丹波ふるさと振興株式会社の総務企画、早形敏樹さんを訪ね、「仏様のように見えると言われたことはありますか」と問うと、「いや、一度も聞いたことはありませんが、見えると言えば見えるような…ふふふ」と笑った。

木寺さんは「10年くらい前に気がついた。何人かに話すと『確かに見えるね』と言ってくれた。観光協会にも伝えてみました。パネルでも置いて、新しい観光スポットになったら面白いですね」とほほ笑んでいる。

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