7月23日は二十四節気の一つ「大暑」。一年で最も暑さが厳しく感じられるころとされるが、異常なまでに短い梅雨の後、季節を戻したように雨が降り、感覚的にはようやく今になって梅雨が明けたような気分だ。
兵庫県丹波篠山市内は22日、時折、通り雨がありながらも、夏を感じさせる強い日差しが降り注いだ。陽気に誘われ、カメラを手に野鳥を探していると、ダムのほとりに巨大な黒い鳥。「カワウ」だ。
全長80センチほど。油分が少ない羽毛は水をはじかないことからすばやく潜水できる一方、潜水後は乾かす必要があるため、翼を大きく広げる姿がよくみられる。強い日差しは、カワウにとっても”洗濯日和”のよう。
まるで「翼竜」。正確にいうと翼竜は爬虫類の一種で、鳥類は恐竜の一種とされているが、カワウの姿は「プテラノドン」を連想させる。
しばらく見ていると、片方ずつ折り畳み、乾燥完了。「グワー」とひと鳴きすると、弾丸ライナーのような速度で飛び去って行った。
【丹波新聞鳥部season2】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)