丹波市推計人口6万人割れ 出生最少・死亡最多ペース 22年ぶり転入超過で推移も

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丹波市の出生数と死亡数(上表)、転出数と転入数(下表)のそれぞれの推移を表したグラフ

2022年の兵庫県丹波市の人口が、転入が転出を46人上回る社会増(住民基本台帳ベース、昨年12月1日時点)で推移していることが分かった。12月分が未集計だが、通年で転入超過になれば、氷上郡時代の2000年以来。また、生まれた赤ちゃんの数が過去最少水準の一方、亡くなった高齢者が「市人口ビジョン」に数字がある1980年以降最多で、自然減が605人。自然減が転入超過を打ち消し、推計人口は5万9951人と、初めて6万人を割り込んだ。

2001年以降、自然減と転出超過の「ダブルの減少」で人口が減っている。21年は、自然減の525人と300人の転出超過で1年で825人の人口減と、80年以降単年の減少数が最も多かった。近年は700人台の減少も珍しくなく、22年は転入超過が幸いし、人口の減少数はゆるやかになる見通し。

昨年は11月末まで転入が1598人、転出が1552人。転入増の最大の要因は、外国人の増加。転入が420人(転入者の26%)、転出が215人で、205人の転入超過。新型コロナウイルスの影響で、技能実習生らの来日が滞り、一時期減っていたが、1064人と、1000人の大台を回復した。市内在住外国人の約44%を占めるベトナム人が顕著に増えているほか、ミャンマー、インドネシア国籍の人が急増している。

また、市の移住相談窓口「たんば“移充”テラス」を通じて昨年移住した人が、11月末で52組124人あった。転入者の約7・8%を占める。

日本人に限れば、159人の転出超過。転出が少ない数で推移している理由を、市は「分からない」とする。

出生321人に対し、死亡は926人と、605人の自然減。80年以降最も減り幅が大きくなっている。死亡数が80年以降で最も多く、出生数が80年以降で最も少なかった21年の349人を28人下回っており、22年通年でも最少ペースの見通し。

昨年1月1日の推計人口は6万559人だった。また、地方交付税の算出に使われる最新の国勢調査(20年)時は、6万1471人だった。

丹波市は、2020年に策定した「市人口ビジョン」で2060年の目標人口を4万1000人に設定。2025年は5万8684人、2030年は5万5962人などと設定している。

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