愛してっ! 美しいさえずり「イソヒヨドリ」 ダークブルーの”青い鳥”

2023.04.21
自然

屋根の上で美しいさえずりを響かせる「イソヒヨドリ」。愛を叫んでいるかのよう=2023年4月21日午前7時55分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内に美しい鳥のさえずりが響き渡る。声の主は「イソヒヨドリ」だ。

全長23センチほど。名前にヒヨドリと付くがヒタキ科。雄は頭からのど、背中にかけて美しいダークブルーで、腹部は赤茶色。雌は全体的に灰褐色。

名の通り、本来は海辺に暮らす鳥で、内陸に位置する丹波地域では20年ほど前からよく観察されるようになり、数を増やしている。

雄のさえずりは繁殖期の証し。雌に対しての求愛や、縄張りを示す。体を震わせて、「愛し

大きな口を開けて

てっ」と叫んでいるかのようなイソヒヨドリ。愛らしい姿だが、鳥にとっては必死の叫びだ。

【丹波新聞鳥部】

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