ジビエの店入りやすく レイアウト一新 立ち飲みコーナーも

2023.07.09
丹波市地域

立ち飲みコーナーもできたニュー「かつべえ」。右が中尾さん=兵庫県丹波市柏原町柏原で

イノシシの丸焼きで催事に出店するなど、ジビエを扱う焼肉居酒屋「かつべえ」(兵庫県丹波市柏原町柏原、中尾勝志さん経営)がリニューアルオープンした。店のレイアウトを一新、新たに今月上旬から昼営業を始めるほか、屋外に立ち飲み席を設けた。イノシシの精肉卸もする中尾さん(49)は、「イノシシは2000頭くらいつぶしている。ジビエで丹波市をもっと盛り上げたい」と意気込んでいる。

夜は、イノシシ、シカ、キジ、鴨など(季節による)自慢のジビエ、アメリカ産高品質牛肉と佐賀牛のホルモンにこだわる焼肉、魚介類料理、丹波の野菜を提供。昼は、焼肉定食、ジビエのライスバーガー、カレーやうどんなど軽食も用意、昼飲みもできる。生ハム、チャーシュー、低温調理と、ひと手間、ふた手間をかけたジビエ料理もある。

開店から18年目。より料理を充実させようと厨房を広くし、カウンター中心で窮屈だった客席も、テーブル席を多くしてゆったりとした空間に一新。共に店を切り盛りする妻のみゆきさん(50)は、「店の中が外から見えず、入りづらかったが、扉や窓を大きく取り、明るく入りやすくなった。気軽にのぞいて」と来店を呼びかける。

中尾さんは長年の暴飲暴食がたたり、今年2月、重度の糖尿病と診断された。運動と食事の注意を徹底し、ヘモグロビンA1cが14・7から7へと劇的に改善。「楽しく飲めて、長生きを目指す」と、閉店が“午前様”になるような生活からは卒業。昼は午前11時半―午後2時、夜は午後6―9時半の「長く続けられる形」で営業する。日、水曜定休。

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