俳優・新木宏典さん 40歳の節目でフォトブック 地元「丹波」の魅力も伝え

2023.08.15
地域

節目の年齢を迎え、生まれ育った丹波市の魅力を伝えるフォトブックを発売した新木さん=兵庫県丹波市氷上町成松で

舞台や映画で活躍する兵庫県丹波市出身の俳優、新木宏典さん(ワタナベエンターテインメント)が、40歳の節目を迎えたことを記念し、フォトブック「“新”発見 丹波ガイド」(東京ニュース通信社発行)を発売した。地元の魅力をふんだんに紹介する本で、ファンにとっては新木さんのルーツを知ることができ、来丹したことがない人には市の魅力を伝えるガイドに、市民には地元の再発見になるような一冊に仕上げた。新木さんは「丹波市の方でも、世代的に知らない場所はあると思う。足を運んでもらうことで、新しいつながりが増えるのでは」と話している。

B5判カラー128ページ。丹波の「体験と観光」「食」「お買い物」「宿」のテーマに分け、28カ所を紹介。新木さんは、そのほとんどを巡り、地元・丹波を満喫する様子を掲載した。巻末には、フォトブックに込めた思いなどを述べたインタビューも載せている。

節目の年齢になり、「リスタートを切りたい」との思いで、本名の荒木宏文から改名。以前から写真集出版のオファーを受けており、「自分にとって意味のあるものにしたい」(新木さん)と、地元にフォーカスしたガイドブックを提案した。

市観光協会に、フォトブックで取り上げるスポットを相談。快諾を得た場所を紹介しており、「地元の人が、気持ちの良い盛り上がり方をしないと意味がない」と話す。

市の魅力は「人とのつながりがしっかりしていること」と言い、以前は地元を紹介する際には「何もない場所だよ」と言っていたという。「だからこそ、広く濃い人付き合いがある。これを観光者に伝えるのは難しいが、自分自身が今の丹波市を知りたいという思いもあり、自分のバックボーンを紹介するというよりも、最新のガイドを作りたいという意識を大切にした」と語る。

このほど、丹波市役所を表敬訪問。林時彦市長は「丹波のいろんな所に行ってくれて、良い宣伝になる」と感謝していた。

1冊4000円(税込)。ネット販売や一部書店などで購入できる。

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