ひっそりと 「ナンバンギセル」が開花 「らんまん」にも登場した野草

2023.09.24
地域自然

ひっそりと咲くナンバンギセル。パイプに似ている?=兵庫県丹波市市島町中竹田で

兵庫県丹波市市島町中竹田の土手で、NHK連続テレビ小説「らんまん」に登場した野草「ナンバンギセル」が見つかった。同地区の青木雄一さん(81)が草刈りをしている最中に気付いた。「生まれて初めて見つけた」と驚いている。

ハマウツボ科の一年草。イネ科の植物の根に寄生して育ち、直径3センチほどの薄紫色の花を咲かせる。花の形が、たばこを吸うパイプに似ていることから名付けられた。

うつむき加減に咲き、物思いにふけっているかのような姿から「オモイグサ(思い草)」とも呼ばれる。

らんまんでは、小林優仁さんが演じる幼い槙野万太郎が、早咲きのナンバンギセルを見つけ、「おまん、早咲きじゃのう」と言いながら、まじまじと見つめるシーンがあった。

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