丹波篠山ブランド産品戦略会議(兵庫県、丹波ささやま農協、丹波篠山市で構成)は、市特産の「丹波篠山黒豆」を多くの人に味わってもらおうと、来年3月20日まで「丹波篠山黒豆スイーツフェア」を実施している。それに伴い、黒豆の魅力を知ってもらい、観光の活性化につなげていこうと、市内で味わえるスイーツを紹介したパンフレットを発行した。
黒豆の“煮汁”をイメージした淡い紫色を基調としたパンフレットは、携帯しやすいA5判、カラーで、6面展開。参加29店舗の37商品を写真と共に紹介している。いずれも使用している黒豆の産地証明を確認している。若い女性をターゲットに、かわいらしさを意識したデザインにし、店舗情報をより詳しく知るためのインスタグラムアカウントも掲載している。各商品には、店内飲食のみか、テイクアウトが可能かなどもマークで表記。暑いこの季節にうれしい「甘冷(あまびえ)スイーツ」8選を別枠で紹介している。
2021年2月に「丹波篠山の黒大豆栽培・300年の歴史」が日本農業遺産に認定されたことや、黒豆の栄養価についての解説もしている。
市役所や支所、観光案内所、フェア参加店をはじめ、関西エリアの道の駅などに置いている。2万部製作。
フェア期間中は、市内で食べた黒豆スイーツの画像をインスタグラムに投稿すると、抽選で10人にオリジナルエコバッグが当たるキャンペーンも行っている。
詳細は、丹波篠山公式観光サイト「ぐるり!丹波篠山」で検索。
黒豆ぜんざい黒豆ソーダも
フェア参加店の「画廊アートカフェ木津」(今田町木津)では、黒豆スイーツの▽黒豆ぜんざい・抹茶ブランマンジェとともに(440円)▽SDGs黒豆ソーダ(同)―の2品を提供している。黒豆ぜんざい―は、ごろりとした黒大豆の煮豆と、さとうきびの優しい甘みに抹茶の爽やかな苦みがくせになるブランマンジェに、炭酸せんべいや生クリームをトッピングした冷菓となっている。
店主の伴直子さんは、「お店は、里山の森に囲まれた静かな古民家。絵画などアート作品も多数展示しているので、スイーツと合わせて堪能いただけたら」と話している。営業時間は、土、日曜午前11時―午後5時。