お化け屋敷となる交流棟で、イベントのチラシを手に来場を呼びかけるスタッフとお化け？＝兵庫県丹波篠山市小田中で

仮装して夜のちるみゅーにいらっしゃい―。兵庫県丹波篠山市の篠山チルドレンズミュージアムは28日午後５時15分―９時、同施設（同市小田中）で「ぱちぱちたき火まつり―ハロウィンナイト」を開く。木造の校舎だった施設を生かし、雰囲気たっぷりのお化け屋敷を開くほか、芝生広場にたくさんのたき火台を置き、火の揺らぎに心を癒やすひとときを提供する。たき火にぴったりのグルメ・屋台も集結する。同施設は、「みんなでたき火を囲み、ほっこりとした時間を過ごして。かわいいお化けたちもいるので、夜のちるみゅーをのぞきに来て」と来場を呼びかけている。

施設の一角、交流棟にお化け屋敷を開設。さまざまな姿かたちのお化けが登場する屋敷をくぐり抜け、集めたキーワードを、出口にたたずむお化けに伝えると菓子がもらえる。

同棟は古い木造で、教室だった部屋がずらりと並ぶ。歩くたびに床がきしみ、施設スタッフも「夜の戸締りの際には恐怖を感じている。お化け屋敷にうってつけの場所かも」と笑う。

また、芝生の広場に約50台のさまざまなタイプのたき火台が置かれ、たき火を囲んだだんらんが楽しめる。マシュマロやフランクフルト、黒枝豆など、たき火であぶって食べられる食材を販売。カボチャスープや鳥皮揚げ、ラスクのほか、ソフトドリンクやノンアルコールビール、スイーツ、施設備え付けのかまどで炊いた牛飯（牛丼）の提供もある（２００―５００円）。

今年の冬に初めてたき火まつりを開催したところ、２００人を超える来場があった。参加者から「季節の良い秋にもぜひやってほしい」という声が多く寄せられたことから企画した。

入館料は大人（高校生以上）５００円、子ども（２歳以上）３００円。市内在住者は証明できるものを提示することで、大人は２００円、子どもは１００円の食べ物交換チケットの進呈を受けられる。イベントの詳細は同館ホームページで。