日本六古窯の一つで、日本遺産にも認定されている「丹波焼」の里・兵庫県丹波篠山市今田地区で5―22日、各窯元がさまざまなサービスを行ったり、お得な市があったりする「第46回丹波焼陶器まつり 秋の郷めぐり」(実行委員会主催)が開かれる。秋の焼き物の里で路地歩きを楽しみながら、お気に入りの器を探し求める恒例の企画。コロナ禍以降、それまでの2日開催から平日も含めたロングラン開催にして4回目で、実行委は、「来てくださる人も、受け入れる側もゆったりできている。秋はさまざまな味覚もあるので、食べ物と器をつなげて楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけている。
期間中、各窯元がそれぞれサービスを行う「窯元めぐり市」を開催。50窯元が参加し、割引や粗品の進呈などを行う。じゃんけんで割引率が変わったり、ガチャポンに割引券が入っていたりと、趣向を凝らしたユニークな取り組みもある。
ちょうちんが上がっている窯元で2000円以上購入した人に宝くじ1枚を進呈し、抽選で丹波焼などを贈る。
立杭陶の郷(同町上立杭)では期間中の土曜日にたくさんの器が集う「土曜うつわ市」と、地元の飲食店などが出店する「土曜マルシェ」を開催。こんだ薬師温泉ぬくもりの郷の特別入浴券(通常700円を500円に)も3000枚限定で販売する。
平日限定で陶の郷の来場者には、抽選で一日70人に参加窯元で使える500円か1000円分のクーポン券を贈る。景品が当たる平日限定のスタンプラリーもある。
イベント詳細はホームページ(「丹波焼陶器まつり」で検索)。