4夜ライトアップ 点灯式は生演奏 近畿最大のイチョウ

2023.11.15
地域自然観光

照明の試験点灯をする常瀧寺の大イチョウ再興プロジェクトの関係者=兵庫県丹波市青垣町大名草で

地元では「乳の木さん」の愛称で知られる、常瀧寺(兵庫県丹波市青垣町大名草)の近畿最大のイチョウのライトアップと夜の山歩きイベント「幻想銀杏」(常瀧寺の大イチョウ再興プロジェクト主催)が18、19、25、26の4日間、開かれる。山の中腹にある大イチョウを照明で照らし、暗闇に浮かび上がらせる。点灯セレモニーで生演奏がある。

境内で午後4時から受け付け。山道を30―40分歩き、大イチョウへ。同5時半からセレモニー。照明は同5時45分―同9時。最終受け付けは同8時半。雨天中止。

18日はシンガーソングライターの足立大地さん、19日は丹波市少年少女合唱団、25日は二人囃子(ギター、オカリナ、サックス、ボーカル)が出演。山の上でコーヒーなど飲料、山の下でおにぎりと豚汁の販売がある。

照明を担当する谷卓磨さん(38)は、「照明の位置や角度を変えた。去年よりうまくいくように重ねて準備した。楽しんでもらえれば」と話している。

昨年、初めて1夜限りで実施した。黄葉時期は、例年11月下旬。

入場料一般600円、中学・高校生300円、小学生以下無料。境内で受け付けし、小型ライトを受け取る。登山道も一部明かりをともす。ライトの数に限りがあるので、持参を推奨する。

また、同町神楽自治振興会は19日午後4―6時、青垣町小稗公民館で「伝えたい神楽の歴史&幻想銀杏by小稗」を開く。同公民館から直線距離で約1・5キロ南に位置する常瀧寺大イチョウのライトアップを観賞する。

午後4時、下野美彦さんから「古文書から紐解く神楽地域の歴史」の話を聞き、大イチョウの点灯式の様子をオンライン中継で観賞。芋煮の振る舞いも。

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