師走の朝、兵庫県丹波篠山市内に「ヒッヒッ」という鳴き声が響く。声の主は、冬鳥「ジョウビタキ」のメス。通称”ジョビ子”だ。
全長15センチでスズメほどの大きさ。オスは頭が銀白色、顔が黒色、腹は赤茶色と特徴的な色合い。メスは灰色と茶色。積雪の少ない土地で越冬することから、冬の風物詩として知られている。
12月に突入し、最低気温がマイナス2度となった市内。愛らしいつぶらな瞳で辺りをきょろきょろと見まわしながら、時折「ヒッ」と鳴く。手がかじかむほどの気温の中で、「寒っ」と言っているかのようで、「ほんまに」と声をかけておいた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)