「よいしょ、よいしょ」 4年ぶりに餅つき大会 子どもたちがきね振るう

2023.12.10
地域

小さな体で大きなきねを振るい、餅つきを頑張る子ども=兵庫県丹波市山南町村森で

兵庫県丹波市山南町村森子ども会(深田健裕会長)が、集落の公民館で「餅つき大会」を開いた。子どもや保護者、住民ら50人ほどが集まり、餅をつく小気味よい音を聞きながら和やかに交流した。コロナ禍の影響で4年ぶり。

中止が続いていた子ども会の行事も今年度から再開。機会が減っている収穫の苦労や喜びを経験してもらおうと、住民の田んぼ約2アールを借りて、5月にもち米の苗を手植えし、9月には稲を手刈りした。餅つきは、子どもたちが収穫した米を使った。10月にはサツマイモ掘りも体験した。

いきいきサロンを運営する女性グループが約8キロのもち米を炊くなどの準備をサポート。子どもたちが交代で「よいしょ、よいしょ」ときねを振るい、あつあつの餅が出来上がると、あんこやきな粉、大根おろしを付けて家族で一緒に頬張った。

7歳の子は、「きねが重くて疲れたけれど、楽しかった。おもちは大好き。大根おろしを付けて食べるのが好き」と笑顔だった。

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