めざせ「一番福」 西宮神社の分社で「福男・福女選び」 58人が農道ダッシュ

2024.01.09
地域注目

「俺が福男だ~」―。一番福をめざし、勢いよくスタートする小学生たち=2024年1月9日午後4時11分、兵庫県丹波市春日町野村で

兵庫県丹波市春日町野村の春日神社で9日、商売繁盛などを願う「十日えびす祭」に合わせた走り参り「福男・福女選び」が開かれた。小学生、一般の男女で4部門に分かれ、計58人が出場。出場者は「一番福」をめざし、230メートルののどかな農道コースを駆け抜けた。

地元の20―50代の22人でつくる「下野村若人会」が企画。今年で9回目。新年の開門神事で知られるえべっさんの総本社・西宮神社(同県西宮市)の分社であることから、同様の催しを開き、地域を盛り上げている。

ティラノサウルスの着ぐるみを着て走る参加者。のそのそとした走りが愛くるしい

和太鼓の演奏を合図にスタート。1カ所の曲がり角以外、ほぼ直線のコースを全力で駆けた。熊手を持ち、ティラノサウルスの着ぐるみを着た参加者も出走し、愛くるしい姿で観客の笑いを誘った。一般男子の部は勢い余って転倒者が出るほどの激戦となった。

激戦が繰り広げられた一般男子の部

谷口愛希さん(丹波市立柏原中3年)、夢姫さん(同市立崇広小6年)兄妹は自慢の快足を飛ばし、どちらも「一番福」をつかんだ。愛希さんは「幸せな一年になりそう」とはにかんだ。

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