関西国際大学の留学生14人が兵庫県丹波市内を訪れ、おはぎ作りや弓道、座禅などを体験した。同市春日町野上野の「野上野まちづくり協議会」が観光庁の事業採択を受けて招いたもので、中国やベトナム、台湾出身の学生が日本の文化に触れた。
インバウンドの来丹を促すため、留学生の目から見た同市の魅力を聞いて事業に生かすことが目的。丹波三宝(丹波栗、丹波黒大豆、丹波大納言小豆)をはじめとする地域の食材を生かしたメニューを提供するレストラン「ゆめの樹食堂」では、市産のもち米や、丹波大納言小豆のあん、丹波栗や黒豆のきな粉などを使ったおはぎを作った。
同食堂のスタッフらを講師に、留学生らはもち米を丁寧に丸めたりし、おはぎが出来上がると、スマートフォンで写真を撮ったりして記念にしていた。
中国出身のゴ・カイセイさん(22)は、「中華まんを作るときと同じような感じだけれど、生地が柔らかくて伸ばすのが難しい。でも、食べるとおいしかった」とほほ笑んでいた。