空飛び壁登る⁉ 84歳制作のユニークかかし 道行く人「ひやっと」

2024.02.07
地域注目

柳田さんが製作した壁を登り、空を飛ぶかかし=兵庫県丹波市春日町鹿場で

兵庫県丹波市春日町鹿場(かんば)の元建具店主、柳田守さん(84)が自宅に設置したユニークなかかし2体が、道行く人たちを驚かせている。1体はボルダリングのクライミングウォールを模した壁を登り、もう1体は空を飛ぶ様子を表現。妻・やよいさん(79)の友人の「ひやっとするものを」という要望に応えた。

ボルダリングをするかかしは、元仕事場の外壁に取り付けたクライミングウォールを登っている。手や足を置く「ホールド」は、戦禍にあるウクライナの国旗をイメージし、ペンキで黄、水色を塗り、木工ボンドで固定した。

空飛ぶかかしは、菜園に置いている。2・5メートルほどの高さから約15メートルにわたってワイヤーを張り、ウルトラマンのようなポーズのかかしが勢いよく滑り落ちる。

かかしを見た友人は「家の前を通るのが楽しみになった」と喜んでいたという。

守さんは4年前に建具店をたたみ、「これ以上ぼけないように」と、建具店に残る材料を生かしてかかしを作り始めた。これまで14体を製作し、自宅の周りでにぎやかに立ち並んでいる。

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