GWに陶芸いかが? 丹波焼産地でイベント開催中 窯元でワークショップも

2024.05.02
地域注目観光

田中さん(右)からアドバイスを受けながら石こう型を使った器の制作を楽しむ参加者たち=兵庫県丹波篠山市今田町上立杭で

日本六古窯の一つの丹波焼の里、兵庫県丹波篠山市今田町立杭地区の丹波焼窯元群などで「第18回丹波焼のの里 春ものがたり」(やきものの里プロデュース倶楽部主催)が始まった。窯元では5日まで「ワークショップin工房」を開催。約50軒の窯元が、皿やカップ、花器・酒器の作陶や絵付け作業など、さまざまな体験の機会を提供している。

ワークショップは4月28日からスタート。同日、丹水窯で行われたワークショップでは、参加者が窯元の田中さとるさん(50)の指導を受けながら、石こう型を使った器の制作を楽しんだ。

参加した神戸市須磨区の女性(49)は、「以前、陶芸を習っていたことがあり、久しぶりに触った土の感触が気持ち良かった。表面をきれいにならしたり、土を型に沿わせたりするのが、意外と難しかった」と笑顔で話していた。

3―5日には、丹波伝統工芸公園「立杭陶の郷」(同町上立杭)のお祭り広場で「トチノキマルシェ」を開催。飲食や物販の13店が軒を連ねる。期間中、無料通信アプリ「LINE」を使ったスタンプラリーも実施。抽選(外れなし)で丹波焼のクーポン(1万円×5本など)や、兵庫陶芸美術館(同)の招待券などが当たる。また、陶の郷では6日まで若手作家の「グループ窯」が「融合」をテーマに作品展を開くほか、陶芸美術館でもさまざまなイベントが開かれる。

その他のイベント、窯元の所在地などを掲載した冊子を各窯元や施設、市役所、観光案内所などに置いている。

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