泡状の卵塊「ふわふわや」 モリアオガエルを観察 高校生と小学生が生態学ぶ

2024.07.09
丹波篠山市地域自然

田井さんの解説のもと、モリアオガエルの卵塊に触れる児童=兵庫県丹波篠山市川原で

兵庫県立篠山東雲高校3年の学校設定科目「里山文化」を選択している16人と、同県丹波篠山市立多紀小学校4年生27人が、同市のささやまの森公園で、モリアオガエルの観察を通して交流した。水面上にせり出した木の枝などに、粘液を泡立てて作る泡状の卵塊を産みつけることで知られるカエル。生徒や児童たちは、公園の山中のため池で複数のモリアオガエルやその卵塊を見つけ、触ったり、写真を撮ったりして学びを深めていた。

講師は、同高の理科教諭で、日本爬虫両棲類学会員でもある田井彰人さんが務めた。田井さんは、ソフトボール大の卵塊の前で、「泡の塊の中には2・5ミリほどの黄白色の卵が500個ほど入っている。でもこのうち大人になれるのは2、3匹」などと解説し、「卵塊を触ってごらん」と促した。

児童や生徒たちは指先でそっと触れると、「ふわふわや」などと歓声を上げた。田井さんは全員がひとしきり卵塊に触れたのを確認し、「卵塊はカエルのおしっこでできている」と説明すると、今度は悲鳴が上がった。

また、「雌は一回、卵を産んだら後は森に帰って過ごすが、雄は水辺に残って次の雌が産卵にやって来るのを待ち構える」と解説すると、児童は「オタマジャクシになったときにはもうお母さんはいないの。かわいそう」と話していた。

高校生の一人は「市内には13種ものカエルがいることを知った。それぞれに繁殖方法や生態が違っていて興味深かった」と関心を寄せていた。

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